【パントテン酸(ビタミンB5) 】
◆パントテン酸(ビタミンB5)とは
パントテン酸(pantothenic acid)は、CoA(補酵素A)の構成成分として、糖代謝や脂肪酸代謝において重要な反応に関わる物質。
語源は'どこにでもある酸'と言う意味。かつて、ビタミンB5とも呼ばれていた。
水溶性のビタミンで、食品中に広く存在し、通常の食生活を送る上で不足になることはあまりないが、ストレスに強い体をつくり、善玉コレステロールを増やす働きがあるといわれている。
食品中ではそのほとんどがCoA(補酵素A)として存在するが、消化管内でパンテテインあるいはパントテン酸にまで分解され、体内に吸収される。
◆パントテン酸(ビタミンB5)の一日の所要量
成人で5mg。通常の食生活で欠乏する可能性は低い。
◆パントテン酸(ビタミンB5)を多く含む食品
たいていの食品に含まれている。
特に多く含まれている食品は、
乾燥酵母
卵
牛乳
レバー
糸引き納豆
きな粉
落花生
干し椎茸さけ
いわしなど。
◆パントテン酸(ビタミンB5)の摂取時の注意
水に易溶、酸、アルカリ、熱に不安定なので 、煮物等には注意が必要。
◆パントテン酸(ビタミンB5)が欠乏すると
成長停止
体重減少
皮膚炎
脱毛
頭痛
末梢神経の障害(手足の麻痺や焼けるような足の痛み)
副腎障害
◆パントテン酸(ビタミンB5)を過剰にとると
特に知られていない
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