【ナイアシン (ビタミンB3) 】
◆ナイアシン (ビタミンB3) とは
ナイアシン (Niacin) は、ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で、ビタミンB3 ともいう。
水溶性ビタミンのビタミンB複合体の一つで熱に弱い。
糖質・脂質・タンパク質の代謝に不可欠である。循環系、消化系、神経系の働きを促進するなどの働きがある。
欠乏すると皮膚炎、口内炎、神経炎や下痢などの症状を生じる
◆ナイアシン (ビタミンB3) の一日の所要量
成人男子 14〜17mgNE
成人女性 12〜13mgNE
許容上限摂取量を30mgNAとする。
さらに、摂取エネルギー1,000kcalに対し4.8mgNAを加える。
100mgNAを超えると過剰障害がおこることもある。
生体内においては、ナイアシンはトリプトファンから生合成される。
ヒトの場合は、さらに腸内常在細菌がトリプトファンからのナイアシン合成を行っている。
このため、通常の食生活を送る上では欠乏症に陥ることは多くない。
◆ナイアシン (ビタミンB3) を多く含む食品
カツオ
さば
ぶり
いわし
レバー
鶏ささみ
まぐろ
シラス干し
たらこ
豆類
◆ナイアシン (ビタミンB3) 摂取時の注意
熱、酸、アルカリ、光いずれに対しても安定ではあるが、水溶性である。
調理の際、煮汁などへの損失に注意。
◆ナイアシン (ビタミンB3) が欠乏すると
口舌炎
胃腸病
皮膚炎
神経症状
多彩ではあるが致命的でない症状を示すのが特徴的。
◆ナイアシン (ビタミンB3) を過剰にとると
1日100mg以上の摂取で皮膚が赤くなり(皮膚紅潮)ヒリヒリしたり、かゆくなる(掻痒感)可能性がある。
【 サプリメントの基礎◆ビタミン・ミネラルガイド 】サイトTOPに戻る |